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妄想代理人 (6) [DVD]



妄想代理人 (6) [DVD]
妄想代理人 (6) [DVD]

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『PERFECT BLUE』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』の今敏が原作・総監督をつとめたTVアニメシリーズ(2004年、WOWOWにて放送)。
東京・武蔵野で起きた通り魔事件。当初は被害者・月子の狂言が疑われたが、同じような手口の犯行が続出し、いつしか犯人は「少年バット」と呼ばれはじめる。被害者たちは皆、生きることから逃げたくなるような悩みを抱えていた。謎の通り魔をめぐる、サイコサスペンスだ。
1話完結で被害者となる人々のバックグラウンドが語られ、「少年バット」に関する謎は深まっていくという仕掛け。演出や作画を含めた“語り口”がエピソードごとに異なるが、総じてレベルは高い。ただ、1回見ただけではその面白さがわかりづらいという難点も。
今監督がこれまでの作品を作る中で、陽の目を見なかったアイデアの集大成だという本作。“ぱっと見は普通の人々”に宿るよこしまな欲望や抑えられない衝動をえぐり出す、監督ならではのイジワルな視点が光る。(安川正吾)



難しいこと考えずに

この作品は、脚本がどーだとか絵がどーだとか、深い事をあまり考えずに見る事をオススメします。

今さん好きとしては、色々と考えながら見ると、なかなか文句の出てしまう作品だからです。

土曜日の深夜、何も考えずに酒飲みながらボーっと見たい感じのアニメです。
見終わった後、目がギンギンしちゃう様な素晴らしい出来ではありません。


そして、音楽が気持ち悪くて毎回それが不快でした。


判断を見る人にゆだねる作品。

なんといってもレーダーマンがカッコイイのだけれど、それはさておき。

後半スラップスティックな展開に突入しスピードアップしていくのだけど、
このシリアス感のぶっ壊しが「自分で考えろ!」とでも言いたげで
妙にすがすがしい。(この辺、説教色の強いジブリと好対照。)
確かに「少年バット」や「マロミ」は、暴力的による解放への願望や
安易な思考停止への鋭い批判になっているのだけれど、それだけが作品の肝ではない。
というか、最後の「猫キャラ出現」に至って、
その人間の本質的な弱さを所与のものとして受け入れることができるのか、
またどのようにその現実と折り合いをつけていけるのか、と問うているようである。
おそらくこのシリーズを観た人が、ちょっとアレな現実に対しておもわず想像力を
掻き立てられるようにでもなれば今監督、影でほくそえんでるのではなかろうか。

僕自身が好感を抱いたのは、「悩みって、共感せずにはいられないよなぁ」ってところ。
強い人弱い人、かわいい人きしょい人、いやらしい人と潔癖すぎる人。
人間って、悩みがあるってだけで共感できる気がする。

どうしたって人間自分の居場所は現実しかない。
うんざりするような現実の中で、みんな人にやなことを押し付けたり自分に都合のいい状況を妄想してみたり、
癒やしキャラに癒されてみたりしてやり過ごしている。それが良くも悪くも現実。
でもその辛さ憂さが共感できることが救いであると思う。
こんな解釈も許されるんじゃないかな。

蛇足。
よもや今監督、現実逃避は危険だ!ってなマッチョなことを言いたいわけではなかろう。
映画作品の監督ともあろうお方がそんなことを叫ぶに至っては興ざめも甚だしいというものだ。
そうではなくて、強迫観念をグロテスクに拡大することによって相対化すること。
それによって見る人に解放をもたらすのだ。

末筆だけど、ストーリーの構成の妙はさすが!
ばらばらに展開したストーリーが収束していくスピード感はスゴイの一言。
解釈の余地は残されますが、ストーリーのほつれは一切ありません。
見事です。
最低最悪。

今までずっとこの作品を見てきて、最後はどんな展開で終わるのだろうと期待していたのですが、まさかこんなオチで終わるとは……。不思議系モノで終わらせるなら最初からそういうストーリーであると示唆してくれたら良かったのに…。私としては「フライトプラン」(映画)や「京極堂シリーズ」(小説)のような展開を期待していたのですが、正直がっかりです。今までの話は何だったんだよと言いたくなるような作品でした。
様々な解釈を許す厚みのある作品…圧巻!!

思想家M・フーコーが現代には「死」がタブーとされ欠落しており、社会から抑圧された「死」が現代の社会病理の根源にあるのでは…という指摘をしていますが…完結に近づけば近づくほど、この言葉が頭の中をぐるぐるまわっていました。
「妄想代理人」の物語はオムニバス調に進んでいきますが、その物語を貫いていた一つの病理が、明らかになっていく圧巻のラストだと私は思いました。

商品として作り出された死のないファンタジー「まろみ」という「癒し系マスコット」。社会に溢れる他人の頭で作られた「死のない癒しのファンタジーまろみ」が社会に溢れかえるのと同じスピードで「死の神話」少年バットは肥大し続ける…その二つの出所が実は同じだったというリアリティー。その出所は「一人の少女が受け入れられなかった『死』」に起因する。死を架空の人物に代理させてしまって自分は安全な世界にいようとする。これは物語の序盤に登場した二重人格者に通ずるところかな?

あくまでもあくまでも現実的に事件に当たっていた刑事が、物語終盤でやはり自分に都合の良い郷愁のファンタジーに逃げ込むところなんか、この代理された妄想からは誰からも逃れられないんだよ、誰だって妄想が与えてもらえればそこにさそいこまれるんだよ…といわれているような気がしてならない。逆にファンタジーに逃げ込まなければ狂ってしまう。現に「現実から逃げない」と言った刑事の妻の顔は狂気に近い形相になっている。

だからラストには、分裂された口当たりの良いファンタジー「まろみ」と、死のファンタジー「少年バット」が融合しないといけない…

そして、全てが終わった後は焼け野原というその現実、死と救いが混在するあるべき世界。

ラストシーン、そんなことを痛感しました。
独特の世界観

 最後の最後、『パプリカ』のような夢物語でおわらせるのか、と思いました。思えば、一話からの“あれ”も、妄想の賜物でしたからね。
 あれです。『ヒトの思いは具現化する』。強すぎる思考は、すべてを歪ませるほどのちからをもっています。それを示したかったのではないでしょうか。
 ストレスに苛まされるゆえに強すぎるマイナスイメージをおのれにつきつける主人公たち。じぶんたちにもありうる、それ。

 妄想代理人。この『代理人』は、登場人物たちの『代理人』であるとともに、『わたしたち』の『代理人』でもあるのだろうか、と。…深読みしすぎですかね。



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